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タイトル:お惣菜Aとお惣菜B、どちらを買いますか?

食品添加物について非常に神経質になる人があります。


一方安全性は国が保証しているのにそんなことを細かく言うのは非科学的でウザったい!という人もあります。


この議論について、私は「中間派」でありたいと思っています。


まず神経質になりすぎると、現代社会ではそれこそ食べるものがなくなってしまいます。


ことにコンビニやスーパーあるいはファミレスなどで食を満たすことは不可能に近いといってよいでしょう。


逆に全く気にせずにいるということはひと昔、ふた昔前ならよかったのかもしれませんが人生100年時代に健康を全うしようとするならばちょっと問題があるのでは?と思います。


特定のファストフードやコンビニなどでの食生活を続けるとある特定の食品添加物に暴露される時間が極端に長くなってしまう可能性があるからです。


個々の添加物の安全性は確かめられていたとしても、数十年以上の単位で蓄積する「あなたのリスク」「私のリスク」については誰にもわかりません。


ここで「中間派」としての身の処し方を考えてみます。


たとえばあるAというお惣菜とBというお惣菜がスーパーの棚に並んでいる場合、「どちらかといえば食品添加物が少ないのはAだ。だからAを買おう」ということがラベルに表示されている情報から判断できればリスクはその分下がります。


食品メーカーが異なれば添加物の使用方針も当然異なりますが、同じメーカーのものであってもシリーズによって同一ではない場合もあります。


食品添加物についての知識をひと通り得て安全性について区別がつくようにしておけば、常に「AかBか」という選択を「どちらかといえばこっち」というふうに常に安全サイドに寄せて行くことが可能になります。


そんなふうに気を付けてラベルの情報を読み解くことができれば、それほど神経質になることもありませんし、「国の安全性の保証」もリーズナブルに信頼することができると思います。


つまり「ラベル表示のポイントをサッと理解できること」はけっこう価値のあるリテラシーだということになります。


もちろん、さらに工夫を重ねて天然で新鮮な食材を調達して自分で調理できればベストです。


たかが食品添加物、されど食品添加物。実際一念発起して「食添フリーの食生活」に切り替えることでそれまでかかえていた身体の不調があっという間に消えてしまった、というような話はよくあります。


そういう意味では「食添Aか食添Bかの選択」に精通するよりもいっそのこと「食添フリー」をめざす方が簡単な場合だってあるかもしれません。


さて今年もあとふた月となりました。


年末に向かって改めて自分の食生活を振り返ってみようかな、と思う今日この頃です。次回の更新は11/9(木)です。

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