日本人は世界一のサプリメント巧者!
加齢に伴いあちこちの身体のパーツに不具合が生じて来てさまざまな症状が出ます。
これを抑えるためにクスリが処方されますが、よく工夫して服用しないと効果と副作用が混線してしまう、このことについて前回考えてみました。
今回は似たような観点で食品について考えてみたいと思います。
よく知られるように食べ物は「できるだけ多彩に食べること」がポイントになります。
だいたい、あるものばかり食べ続けると「それだけが食べられなくなる病気」になります。
塩辛いものを食べ続けると腎臓が、アルコールを過剰に飲み続けると肝臓が、甘いものを摂り過ぎると膵臓が変調を来してたちまちその嗜好を禁止されなければならなくなってしまいます。
もちろんこういうこと(連用を避けるべきこと)はクスリでも同じですが、そもそもクスリは飲まないに越したことはないのです。
前回漢方薬は室内楽のようなものなので一曲だけを聴く(一種類だけを服用する)のが正解だと書きましたが、食品の場合は毎日連綿と続くオーケストラのようなものだと思います。
定番となる主食はバイオリンやチェロにも似ていますが、時には特殊な打楽器や管楽器が入ったり、場合によってはコーラスが加わったりします。
ではサプリメントはどうでしょうか。
これはある特定の楽器(特性の天然成分)をオーケストラに迎えた協奏曲のソリストにも喩えられるかもしれません。
ソロはソロでよいのですが、やはりバックのオーケストラがしっかりしていないと聴きものになりません。
そうなるとあとは、どんな曲が効きたいのか?をリクエストすることですね。
音楽はまさに好き好きでよいのですが、それでも時にはあまり聴かないジャンルのものに接するのも良いものです。
日本人は世界中の料理を自分流に工夫して食べることにかけて世界一です。
そういう意味で私たちは多彩なサプリメントを使いこなす上においてもたいへん有利な立場にいると言えるのではないでしょうか。次回の更新は8/18(木)です。
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