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「天才の疲労、凡人の疲労」

「疲れを知らない人」としての天才

その(1)天才と呼ばれる人に共通する特徴

誰にでも経験があることでしょうが、私も子供のころに、「何かの天才になりたい!」と考えたことがありました。音楽の天才、絵画の天才、スポーツの天才などなど、何でもいいので。今もって、年甲斐もなく、そんな妄想を抱かないわけではありませんが、それは、「天才=幸福な人」という単純な発想を、どこかで信じているからだと思います。しかし、天才本人は、「天才であることが、必ずしも幸せにつながるわけではない」というかもしれません。もちろん社会的名声を得、経済的にも恵まれて、一生を終えた幸福な天才も少なくないのでしょうが、一方では天才といわれた多くの人たちが、湧き出ずる情念を抑えきれず、社会との軋轢に悩んだり、創造の才に振り回されて不幸のうちに生涯を閉じた人々も多かったことも知られています。

かなりむかしのことになりますが、宮城音弥先生の書かれた、「天才」(岩波新書刊)という本を読んで、一口に天才といっても、本当にいろいろなパターンがあるのだなあ、と驚いたことを覚えています。現在では、脳科学の研究の進展により、それら天賦の才がある人の脳内では、ドーパミンという神経伝達物質が、非常に大量に分泌されていた、前頭葉の機能が亢進していた、逆に抑えられていた、などということが類推されるようになってきています。

しかし、それら多くの、天才と呼ばれる人に共通する大きな特徴は、「創造的活動において疲れを知らないこと」ではないかと思います。たとえばエジソンは、1日18時間発明をしていたといわれていますし、名画「アマデウス」に登場するモーツアルトは、アルコールを呑み、ビリヤードをしているあいだにも、五線譜にメロディーを書き入れていました。しかもあとで修正も清書も必要としない完璧なものができていたといいますから、その集中力のすさまじさは想像することもできません。

その(2)手塚治虫

漫画家の手塚治虫さんは、アトリエの中やとなりの部屋に出版社の人に列で並んでもらい、連載の原稿を次々と描きあげては渡していったのだそうです。

アンプルの眠気覚ましを飲んだり、机に突っ伏してしばしの仮眠に入ったり、といった様子はテレビのドキュメンタリーで私も見たことがあります。最終的には、肝臓を病まれて亡くなられましたが、手塚さんの場合はいわゆる天才の過労死のようなものではないかという気がします。

なぜ、そんなにまで無理をしなければならないのか、少しくらい休めばいいじゃないか、などと思うのは恐らく凡人の思うところで、私の推測では、手塚さんはべつに出版社との約束を果たすことを第一の動機として、無理を重ねておられたのではないように思います。恐らくは、沸々と湧いてくる漫画やアニメのアイデア、美しい画像を紙の上で表現せずにはいられないような衝動が、手塚さんの精神や肉体を突き動かしていたのではないでしょうか。生み出した作品のことごとくが傑作になる、そのような経験をしたことのない凡人には、手塚さんの心境がわからないのだろう、そうとでも考えて納得しようと思ってしまいます。

その(3)三島由紀夫

もう一つ、私が覚えている例を挙げてみたいと思います。 1970年11月25日の三島由紀夫の自決に対して、思想家の吉本隆明さんは、「暫定的メモ」と題する秀逸な評論を残しています。その中で、私の印象に強く残っている一節は、つぎのようなものです。

「すぐれた文学者には、すぐれた文学者にしかわからない、心の空洞のようなものがあるのかも知れぬ。私にはそれがわからぬ。」

このことは、前述の手塚治虫さんの場合と非常に似たものを連想させます。三島さんが、「過労の末に亡くなった」などというと、独断に過ぎるのでしょうが、要するにモーツアルトにせよ手塚治虫、三島由紀夫にせよ、「創造のイマジネーションは倦むことなく湧き続け、その情念を抑制することすら難しかった」という点で、共通しています。この「抑制し難い情念が、いわゆる過労死的なものへと導いた」のではないかというのが、ここで私が言いたいことです。

「湧き出る活力を上手に制御できるかどうか」−このような観点も疲労という現象を考える際に、非常に重要なヒントになるように思います。

過労死について

「過労死」というと、サラリーマンが仕事に忙殺されて休みもとれず、蓄積するプレッシャーに押しつぶされて自殺してしまう、あるいは何かの病気になってしまう、そのような原因が思い浮かびますが、本当にそうなのでしょうか。違う側面から過労死というものを定義すると、「強烈なモチベーション(動機付け)にとり憑かれた結果、休息を返上し続けることによって、肉体が疲弊すること」でもあるという話を聞いたことがあります。先に触れた、モーツアルトや手塚治虫さんといった方々は、その典型例ではないかと私は思います。

だとすれば、もっと起きていたいのに眠ってしまった、あるいは、これ以上残業すると明日にさしつかえるから、もう帰ろう、と「思い実行できる私たち」は、まだ救いのある存在かもしれません。過労死については、疲労科学という学問分野で認定基準をはじめとして、専門的な研究がいろいろなされています。ただ、疲労科学という学問分野そのものが、大変新しいものですからまだまだ一般の私たちには馴染みのない考え方です。「疲労感は、休息を取りストレスを発散すれば解消できる」、と単純にとらえられているとしても、無理からぬことかもしれません。

(2006年5月〜6月)

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